変わり結びができる半巾帯

私の若い頃、半巾帯は小袋帯とか四寸とも呼ばれていて、おもに浴衣やウールに使ったり、日本舞踊のお稽古で使うイメージがありました。結び方も「貝の口」が「文庫」くらいしかなかったと思います。母が家で着る割烹着の下は大体貝の口結びでした。今ではたくさんの結び方が考えられ、お太鼓風の結び方もあったりして、半巾帯でも紬や小紋に合わせてお出かけに使えるようになりました。

昔は半巾帯といえば博多小袋帯が代表で9尺5寸前後(360cm)が標準で貝の口や普通の文庫には十分でしたが、最近は変わり結びができるように、博多織以外でも長尺の半巾がいろいろと作られています。巾は今も昔もあまり変化なく、大体4寸前後のものが多いと思います。2~3分(0.8-1.2cm)違うとだいぶん広く感じます。

名古屋帯の反物で半巾を制作してみました。


誂える浴衣もいろいろ展示しております。

5/2より5/5はお休みいたします

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