九寸、八寸。

きもの好きに多い、名古屋帯のファン。
あらたまった袋帯よりもお洒落な柄が多いのと、
二重太鼓ではなく気軽にしめられるところが支持の多い理由です。

名古屋帯には八寸と九寸の二種類があります。
名古屋帯好きな方でも、紬が大好きという方には、
博多織りや、米沢織などの八寸帯派。
小紋や色無地を着る機会の多い、お茶やお花などお稽古で
お召しになる方は、九寸名古屋帯派が多いようです。

九寸帯も八寸帯もお仕立上りの帯巾は八寸ですが、
お仕立て前の帯巾でこの名前がついてます。

名古屋帯の仕立て方も色々ありますが、
若いとき勤務してた呉服店で転勤で回った、
関東、東北、信州などはほとんどが、
手先から胴回りの部分を半分に折って仕立てる、
「名古屋仕立」だったように記憶してます。

ここ札幌では開いたまま仕立てる、「額縁仕立て」
(関東仕立てとも言われるそうです)が標準です。
転勤で札幌にいらして、名古屋帯を誂える方はご注意を。

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お店には名古屋帯、特に染め帯を中心に
素敵な名古屋帯を品揃えしております。

写真は、織りの九寸名古屋帯。たしか「木屋太」

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